Mercury CCD 単結晶自動解析装置
(共同利用)

Mercury CCD 単結晶自動解析装置(共同利用) CCD搭載のX線装置です。
この装置はなんとわずか1日で 結晶を測定してくれるという脅威のスペックです。
しかも、 PSA方式 により空気中から高純度の窒素を精製し、それを極低温冷却機にて冷却して 作った低温窒素ガスを試料に吹き付けることにより、超低温測定ができます。
柴原研の数々の錯体構造はこの装置によって明らかにされています。

CCD単結晶自動X線構造解析装置
(共同利用)

X線回折イメージ X線装置によるイメージです。
単結晶にX線をあてると、X線は 格子面 の各層から散乱されます。
散乱されたX線は互いに打ち消しあったり、強め合ったりして左のような 回折パターンになります。
このデータをもとに、X線構造を決定しています。

X線回折イメージ



PSA(Pressure Swing Adsorption)
気体を吸着により分離する方法のことです。
圧力が高くなれば気体の吸着量が増し、圧力が低くなれば吸着量が減るという 平衡関係を利用して気体を分離します。

格子面(lattice plane)
格子空間において、1直線状にない3格子点を含む面のことです。
平行な格子面どうしは、一定間隔で並んでいます。